アマラの法則で説く“5G”と“0G”

事業部長ブログ

みなさん、こんにちは。

KCCSでSigfoxを担当しております、LPWAソリューション事業部長の松木です。

さて、みなさんは「アマラの法則」をご存知でしょうか。

私も知りませんでしたが、先日、あるセミナーでこの法則を入手しました。

ロイ・アマラという人が言った言葉だそうです。

どういう人物か詳しくは知りませんが、アマラの法則が見出した真実には共感しました。

そして、現在、世の中を賑わしている“5G”と、われらが“0G”たるSigfoxを上手く説明できると思い、今回はそのテーマで書いてみます。

以下、アマラの法則です。

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「人間は短期的にはテクノロジーの効用を過大評価し、長期的には過小評価する傾向にある。」

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さて、いかがでしょうか。

さまざまなテクノロジーがこの半世紀ほど飛び交ってきたIT業界で生きてきた方々は、このアマラの法則にご賛同頂けるのではないでしょうか。

また、中には、ガートナー社のハイプ・サイクルを思い出す方もいらっしゃるでしょう。

私は、今のSigfox事業を担当するようになってからほぼ3年になります。

そして、この3年を経過して、アマラの法則を心から実感しています。

みなさん、ご存知のようにSigfoxというIoTネットワークは、”LPWA(Low Power Wide Area)”というカテゴリーに分類されます。

確か、LPWAというバズワードは、5年ほど前の2015年ぐらいから世に現れ始め、急速に注目を浴びるようになりました。

そして、弊社がLPWAのひとつであるSigfoxを、日本でサービス展開すると発表した2016年の11月ぐらいが、注目のピークだったのではないでしょうか。

このニュースリリースは当時、日経新聞の一面を飾りました。

世の中は相当に、LPWAに注目していたと思います。

そして、年が開けた2017年2月に、弊社がSigfoxサービスを開始しました。

あくまでも私見ですが、このアマラの法則通りのことが、当時起こっていて、世間やメディアはLPWAを過大評価していたのではないかというのが私の正直な感覚です。

過大評価というより、IoTというものの本質がまだ分からず、ただ単にLPWAというテクノロジーの仕様だけをセンーセーショナルに有難がっていたような気がします。

その後、具体的に様々なIoTプロジェクトが開始されるのですが、現実にはスマホやSNSが普及したようには急速には広がらないのです。

そこから、“IoTは時間がかかる”、とか、“IoTはPoC止まり”という誤った認識が語られ始めました。

それでも、現場のさらに現場では、本当にIoTの本質を理解している各社のIoTイノベーターたちが、深く潜航しながらも地道にソリューションを開発し続けていました。

そして、ピークの2016年秋から3年たった昨年の2019年後半ぐらいから、様相が変わり始めたと私は思います。

まず、Sigfoxサービスエリアの人口カバー率が、2019年3月に95%を超えました。

このニュースリリースが出たときに、「松木さん、本気だったんですね」と様々な方から言われました。

本気も本気、本気でなければ、日本全土にIoTネットワークインフラを敷設するなんて、会社としても相当の投資などできるわけがありません。

でも、世間的にはそうは見られていませんでした。

全然私たちの覚悟が伝わっていない、と本当に反省しました。

しかし、その頃から、あきらかにSigfoxを使用したIoT案件が増え始め、世間の認識も一皮むけたように思います。

物流分野においは、Sigfoxは、まるで物流の為に作られたIoTネットワークなのではないかと思うぐらい、フィット感が強いことがわかりました。

成功事例も増えてきています。

すでに見事な投資対効果を出した事例もあります。

全国に張り巡らされたSigfoxネットワーク基地局が受けるメッセージ数はうなぎ上り状態です。

しかし、ただ今現在の世の注目は、残念ながらLPWAではありません。

今や、メディアも企業も世間も、そして政府までもこぞって、“5G”です。

そこで、思うのです。

これが、アマラの法則なのだなと。

これはまったくの私見であり、憶測の域を出ていないのは重々承知の上でですが、5Gは世の中から過大評価されているのではないかと私(松木)は思います。

国はもちろん、メディアも各種業界も、みんな揃って5Gに投資しようとしています。

しかし、その莫大な投資を正当化するだけの大量のアプリがどこにあるのでしょうか?

ローカル5Gと工場IoTを絡めようとしていますが、どれだけの工場が5Gを必要としているのでしょう?

私には正直わかりません。

もちろん、繰り返しになりますが、これは私(松木)のきわめて個人的な意見であることをお断りしておきます。

さて、一方の“0G”です。

”0G”とは、私たちがSigfoxを明確にポジショニングするために与えた、LPWAに替わる新たなネットワークカテゴリーコンセプトになります。

"0G"の雄たるSigfoxは、世間から過小評価されているのではないかと私は思います。

私たちの努力不足もあるとは思いますが、この3年の積み上げが世間からは、まだ見えていないようです。

この“5G”と“0G”のコントラストに、アマラの法則が見てとれると私は考えます。

ここで、もう一度、アマラの法則を復習。

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「人間は短期的にはテクノロジーの効用を過大評価し、長期的には過小評価する傾向にある。」

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2020年、Sigfoxは静かに、でも確実に実績を積み重ねながら、新たなテクノロジーとして離陸していくと私(松木)は確信しています。

そのときに、Sigfoxはアマラの法則から卒業すると思います。

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取締役 LPWAソリューション事業部長 松木 憲一
京セラコミュニケーションシステム株式会社(KCCS)においてIoT向けネットワークSigfoxを担当する事業部、LPWAソリューション事業部の事業部長を務めております。